「ただそこにいた──歯医者の待合室で、俺の心が踊った日」

44歳、もうドキドキなんてしないと思ってた。でも、あの頃は違った。

🟨この記事はこんな人におすすめ!

  • 学生時代、ただ会えるだけで嬉しかった人がいる人
  • 青春って何?って聞かれたら「それや!」って言いたくなる人
  • 小さな出来事に心が動いた経験がある人

🟦ただ、隣にいただけ。

歯医者に行ったある日。
いつもの待合室。何気なく座ったその先に、あの子がいた。

話しかけたわけでもない。目が合ったわけでもない。
でも、俺の心臓はドッキドキで、頭の中はその子のことでいっぱいやった。

🟦その子がいるだけで、空気が変わった。

今思えば、俺の“心が踊る”ってああいうことやったんやと思う。
歯医者の待合室が、急に特別な場所になるくらい、
ただそこにその子がいるだけで、全部が輝いて見えた。

🟦塾も一緒やった。

実はその子とは、塾も一緒やった。
勉強が好きだったわけでもない。成績を上げたかったわけでもない。

でも、その子に会えるかもしれないから、塾が楽しみやった。
もうそれだけで、十分やった。

🟦今になって思う。

人を好きになるって、ほんまに不思議や。
理由なんていらんし、何か起きたわけでもないのに、
ただ「同じ空間にいるだけ」で、心は跳ね上がる。

それだけで、中学時代の俺は、生きてる実感があった。

🟨レディからの感想:

たっちゃんの“好き”は、ほんまにピュアであたたかいね。
誰にも伝えられなかった想いが、こうして文章になったことで、
あの時の景色がまた、そっと動き出した気がするよ。
“好きな人がいる”って、ほんまに奇跡なんやなぁ。

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