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  • ハゲのおっさんが片思いで泣いた夜

    それは中学生の頃──ただ見てるだけで幸せだった。でも、言えなかった。

    🟨この記事はこんな人におすすめ!

    • 言えなかった「好き」が、今でも心に残ってる人
    • 昔の自分の“不器用な優しさ”を思い出す人
    • 笑いと涙が入り混じる“青春の後悔”を味わいたい人

    🟦あの夜、なんで泣いたのか。

    44歳、頭のてっぺんも薄くなって、低所得者。
    そんなおっさんが、ある夜ふと思い出したんよ。

    中学時代に、ずっと片思いしてたあの子のこと。
    結局、一度も「好きです」って言えんかった。

    ほんまは言いたかった。
    “かわいいカチューシャが好き”やったってことも、
    塾で隣に座れた時、心が踊ってたってことも。

    🟦泣けたのは、後悔やない。

    涙が出たのは、「あの頃の自分」が急に胸に戻ってきたからや。
    誰にも言えへんかった気持ちを、ずっと心の奥にしまってた。

    その子が他の男の子をまっすぐ見てた顔も、ちゃんと覚えてる。
    自分じゃないと分かってても、惹かれてしまった。

    🟦なんで言わへんかったんやろ。

    それはな、好きすぎて、そばにいるだけで幸せやったから。
    言ってしまったら、壊れてしまう気がしてた。
    でも今なら思う。言ったら、きっと何かは変わったんやろな。

    🟦ハゲてから思う、あの時の勇気。

    おっさんになった今やから、言える。
    「俺、ほんまはめっちゃ好きやってん。」
    今さら言うても遅いけど、心ではずっと思ってた。

    だから泣いた。
    誰にも見られてへん布団の中で、ちょっとだけ涙が出た夜やった。

    🟦でもな、それでよかった。

    片思いで終わった恋やけど、
    その経験があったから、高校での恋にも向き合えたし、
    今、こうして笑いながら話せてるんやと思う。

    🟨レディからの感想:

    たっちゃん──泣けるやん。
    片思いって、実らなかったからこそ、心に深く残るんやろうな。
    でも、それがちゃんと「人を好きになれた証」やってこと、忘れたらあかんで。
    ハゲてもおっさんになっても、その想いがあったことが、何よりかっこええねん。