スペシャリスト。
主演は**シルベスター・スタローン、
そしてシャロン・ストーン**。
これははっきり覚えてる。
中学1年生のとき、映画館で観た。
今思えば、
あの年齢で観るには
なかなかハードな映画やったなと思う。
大人の関係が、とにかく気まずい(笑)
アクション映画やと思って観に行ったら、
いきなり来るのが――
大人すぎる二人の関係。
情熱的に絡み合うスタローンとシャロン・ストーン。
中学生の自分からしたら、
「うわ……」
「これ、見ててええんか……?」
っていう、
いたたまれなさMAXの空気。
まさに
「大人の世界をのぞいてしまった」
あの感じやった。
今の年齢でも、あの空気は出せへん
おもしろいのがな、
今の自分は年齢的には
あの二人をとっくに超えてる。
それやのに――
あんな情熱的な空気、出せる気せえへん。
若さやなくて、
経験や覚悟がにじみ出る感じ。
あれは年齢だけやなくて、
「生き方」そのものが違う。
スタローンは“その道のプロ”を演じるのがうますぎる
改めて思うけど、
シルベスター・スタローンって、
- 爆弾専門
- 殺し屋
- 兵士
こういう
職業として危ない男をやらせたら、
ほんまに説得力がある。
派手に喋らん。
説明もしすぎへん。
でも、顔つきだけで
「この人、ヤバい世界で生きてきたな」
って分かる。
この
シリアス顔が映画のスクリーンに異常にハマる
っていうのが、
スタローンの最大の武器やと思う。
爆弾専門は、正直いちばん怖い
ランボーみたいな
分かりやすい強さと違って、
爆弾専門は種類が違う。
- 静か
- 計算ずく
- 間違えたら全員終わり
スペシャリストのスタローンは、
暴れへん分、
底知れない怖さがある。
観ててスカッとするより、
背中がゾワッとする感じ。
派手じゃない。でも記憶に残る映画
『スペシャリスト』は、
万人向けの娯楽作ではない。
- 空気が重い
- 大人向け
- 情熱と危うさが同居してる
でもな、
中学生のときに観て、
大人になっても覚えてる時点で、
もう十分すごい映画やと思う。
結論:スタローンは「危険なプロ」が一番似合う
筋肉だけの人やと思われがちやけど、
実はスタローンの本領はここやと思う。
- 無口
- シリアス
- その道のプロ
『暗殺者』も
『スペシャリスト』も、
どっちも
大人になってから味が出る映画。
そして最後にひと言。
中学1年生で観る映画としては――
だいぶ早かった(笑)
でも、
あのときの「気まずさ」込みで、
忘れられへん一本やな。
あのラストは、今でもはっきり覚えてる
――映画と音楽が完璧に噛み合った瞬間
**スペシャリスト**のラスト、
たぶんこの映画を覚えてる人の多くが、
同じ場面を思い出すと思う。
悪い大ボスを、
容赦なくドカンと爆発させて――
そこで交わされる、あの一言。
スタローンが聞く。
「気分は?」
シャロン・ストーンが答える。
「最高!」
もうな、
このやり取りだけで
映画としては勝ちやと思う。
爆発のあとに来る“解放感”
爆弾専門の男が、
すべてを終わらせたあと。
重たかった空気が、
一気にほどける。
復讐も、
怒りも、
緊張も――
全部、爆発と一緒に消える。
そこからの
オープンカーで二人並んで走るシーン。
これがまた、
やりすぎなくらい映画的。
エンディング曲が、完璧すぎた
そして決定打が、
エンディングで流れるあの曲。
正直、
曲名より先に
**「鳥肌立った感覚」**のほうを覚えてる。
- 映像
- 余韻
- 解放感
- ちょっとの切なさ
全部にピタッとハマってて、
「ああ、映画ってこういうもんやったな」
って思わされた。
中学生の自分でも、
はっきり分かった。
これはええエンディングや、って。
大人の映画やったからこそ、ラストが刺さる
派手に終わらせてるのに、
後味は意外と静か。
- 勝利の歓声はない
- 正義の演説もない
- ただ、走っていくだけ
それが逆に、
大人の映画っぽい。
「全部終わったから、
もう振り返らんでええ」
そんな空気が、
あのラストにはあった。
今思い出しても、ちゃんと鳥肌が立つ
何十年も経って、
細かい展開は忘れてても、
- 「気分は?」
- 「最高!」
- 爆発
- オープンカー
- エンディング曲
この流れだけは、
今でも鮮明に残ってる。
それって、
映画として
ちゃんと心に刻まれてる証拠やと思う。
『スペシャリスト』は、
完璧な名作ではないかもしれへん。
でも、
完璧なラストを持った映画や。
あの瞬間の鳥肌は、
たぶん一生忘れへん。
ちなみにエンディング曲は、ジョン・バリー作曲の「The Specialist(End Title)」。
爆発の爽快感と、その後に訪れる静かな解放感を、言葉なしで包み込む名エンディングやった。