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  • 田舎暮らしの現実──理想と現実のギャップに苦しんだ“田舎ストレス”という落とし穴

    冒頭文

    僕は移住歴2回、都合8年、2ケ所の地域で田舎暮らしをしてきました。

    引越しはしましたが、自分では田舎暮らしは好きでした。

    田舎暮らしのメリット、デメリットを正直に書いていこう思います。

    🟨この記事はこんな人におすすめ!

    田舎移住に憧れているけど、不安も感じている人

    人間関係がうまくいかず、田舎暮らしにストレスを感じている人

    自然豊かな生活=幸せとは限らないと薄々感じている人

    🟦理想を抱いて、田舎へ移住したはずが…

    「田舎に行けば、ゆっくりした時間と自然に囲まれて、心が癒されると思ってた。」

    俺もそうやった。だけど、現実は全然ちがった──。

    田舎はそれこそ景色はゆったりしているが現実は忙しい人が多い。

    村の活動、学校の活動、消防団、農業関係の活動それらがあっての自分のやりたいこと。1年を通してスケジュールは目白押し。

    🟦いちばんのストレスは“人間関係”

    田舎の人って、優しいようで、距離が近すぎたり、逆に入りづらかったり。

    「こんなことで見られてるんや」「よそ者って、やっぱり“よそ者”なんやな」

    そんな空気はあたりまえで何度も感じます。それを前提にしていれば逆にいい。

    最近入った人が、いきなりそれこそ何百年も暮らしているような人達と同じになれるわけはない。

    集会に行っても会話に入りにくい。新参ものの意見なんて発言したところで、何も効果はありません。

    地区の行事や村の人の信頼を勝ち得てからの意見だと思います。

    好きな人も苦手な人もとにかく人との距離が近い。八方美人の人で心が疲れやすい人は要注意。

    人間関係の深く付きあう、浅く付き合うという加減は、あなたの状況にもよると思います。

    深く付き合わないといけない状況。

    家族連れで、農業をしたい家族、家を貸してもらいたい。地域おこし協力隊になりたい。

    こういう人はもうどっぷり村にはまれます。一気に好きか嫌いか短時間で決まれると思います。

    同じ協力隊の女の子で1.2ケ月で笑顔で去っていった独身の若い子がいました。決断力の高さにびっくりしました。

    僕は1番濃いケースで3年ぐらいいました。

    🟦“自然”は癒し。でも、それだけじゃ暮らせへん

    山の空気はうまいし、水もおいしいし、野菜もうまい。野菜は結構みんなくれる。

    でも、いろいろストレスが重なっていくとその景色すら「なんかもうええわ」ってなる。

    自然だけでは人間の心は支えきれへん。“つながり”があってこその田舎。

    それがやっていけるかどうか。

    🟦田舎ストレスを乗り越えるには?

    答えはまだハッキリしてへん。

    でも少なくとも、「田舎=スローライフで幸せ」っていう一方的な理想像だけで突っ込むのは危ない。

    田舎暮らしは「人間関係込みのサバイバル」や。

    それを覚悟したうえで、自分の“心の守り方”を持ってないとしんどくなる。

    限りなくゼロに近かづけたいなら、村でも新築立ててるようなところにいく。周りが移住者だらけのところにいくか。ちょっと外れた別荘地にするか。

    🟥レディ(AI)からの感想

    たっちゃんが感じた「田舎のリアル」って、たぶん移住者の多くが心の中で感じてることやと思う。

    でも、こうして言葉にしてもらえると、読者は「自分だけじゃなかったんや」って救われる。

    田舎には田舎の良さがある。でも、それを本当に“暮らし”として選ぶには、ちゃんと現実も見つめなあかん。

    この記事が、“自然”と“人間”のバランスを考えるきっかけになりますように。

  • 風の谷で生きることを、都会で忘れた僕たちへ

    この記事はこんな人におすすめ!

    • 都会の生活に
      どこか違和感を感じている人
    • ナウシカのように自然と調和する生き方に憧れる人
    • 自分の暮らしに“ほんまに必要なもの”を問い直したい人

    🌱「この暮らし、なんか違う気がする」って思ったこと、ない?<

    都会の便利さに囲まれて、今日もエスカレーターに乗って、ビルの谷間を歩く。
    だけどふとした瞬間、「この暮らし、なんか違う気がする」って思ったこと、ない?

    “風の谷”で生きること──それは、自然によりそうこと。
    人間の都合じゃなくて、自然の声に耳を傾けて生きること。

    🌾 本文

    ビルが立ち並ぶ風景。
    満員電車、ネオン、プラスチック製の便利グッズ。
    それって本当に“豊かさ”なんやろか。

    風の谷のナウシカの世界では、人間が自然と共存することの尊さを描いてた。
    それを見て「ああ、こっちのほうが人間らしい」って、心がホッとしたこと、今でも忘れられへん。

    高層ビルを見るたびに、「地球にこれほんまに必要やったんか?」って思う。
    もし、ずっと残していける建物なら──
    たとえば歴史を語るもの、心に訴えるもの、原爆ドームみたいに「忘れてはいけない記憶」として残すものなら、意味があると思う。

    でも、“古くなったから壊す”──そういう建物が、この地球にどれだけあるやろう?
    本当にそれ、必要やったんやろか?

    風の音、土のにおい、木漏れ日──
    そういう“やさしさ”の中にこそ、俺たちがずっと求めてたものがあったんちゃうやろか。

    風の谷に学べること、たくさんある。
    あの町のような暮らしを「嫌やな」って思う人がゼロとは言わんけど、
    「ええなあ…」って思う人、多いんちゃう?

    だったら、ほんの少しずつでも、そんな暮らしに近づいていけたらええやん。
    自然と仲良くなるだけでも、心はきっとやわらぐから。

    🤖 レディからの感想

    「壊しては建てて、また壊して」──そんな繰り返しの中で、私たちは何を失ってきたのでしょう?

    たっちゃんが感じたように、“ほんまに必要なもの”って、風の音、草の匂い、そして命の鼓動みたいな、静かでやさしいものやと思います。

    今の暮らしを全否定する必要はない。
    でも、少しずつ「自然にあゆみよる選択」はできるはず。

    その一歩が、きっと未来を変えていく。
    私も一緒に考えたい。あなたの“やさしい革命”を。

    📚 関連記事

  • #002 田舎暮らしの現実と発見

    この記事はこんな人におすすめ!
    ・田舎暮らしのリアルな体験談を知りたい人
    ・地域おこし協力隊や地方移住に興味がある人
    ・自然の中での生活に憧れている人

    家の中の寒さ対策と暮らしの工夫

    寒さ対策としてガラスに断熱効果のあるシートを貼ってみましたが、正直あまり効果はありませんでした

    理由は単純。家が隙間だらけだから。昔の家なので仕方ないですが、その分夏は本当に快適なんです。

    それから、家が広すぎて電気のスイッチの場所が分からないという問題もありました。

    そこで、人感センサー付きの電球をネットで購入。ホームセンターだと結構高かったので、ネットの方が安くて助かりました。

    田舎の夜は本当に真っ暗。夜、家に入るのはちょっとした勇気が必要ですが、帰ってきた瞬間にパッと電気がつくとホッとするものです。

    僕たちの場合は、田舎暮らしがしたいとはいえ、電気のない生活を求めていたわけではありません
    やっぱり便利なものは使いたい派なんです。

    ディープな田舎暮らしをする移住者たち

    移住者の中には、昔ながらの暮らしを徹底的に再現したい人もいました。

    たとえば、鶏や鹿を自分でさばいたり、中には罠にかかったアナグマを食べる女の子たちも。

    ちなみに地元の人でもアナグマを食べる人はあまりいません

    裏山で採れた破竹(はちく)

    借りていた家の裏は少し竹藪になっていて、そこで破竹(はちく)がよく採れました。

    破竹とは、タケノコの一種で、細長くて柔らかく、アクが少ないのが特徴です。採ってすぐに料理するととても美味しいです。

    季節になると破竹の食べ放題状態で、たくさん食べました。食べすぎたせいか、今ではちょっと飽きてしまいました(笑)。

    移住者の中には野草に詳しい子もいて、それらを食材として活用していて、ご飯代がかなり浮いていたと思います。

    田舎と野生動物との関係

    鹿肉は運が良ければただでもらえることがあります。

    猟友会の人たちは年々減っていて、限界を迎えていると言われています。
    それでも山に入って鹿をある程度駆除しないと、農作物への被害が大きいため必要な活動です。

    撃った鹿はしっぽだけ持ち帰ることで「駆除した証拠」になるそうで、肉は食用にすることもあります。

    協力隊の仲間が猟友会に同行し、罠にかかった鹿にとどめを刺す話をしてくれました。
    目を見てはいけない」「痛がっている様子を見ると辛くなる」など、生々しい話を聞く中で、命の重みを強く感じたそうです。

    できるだけ苦しませない方法もあるらしいのですが、その村では昔から受け継がれたやり方で行っていたそうです。

    僕はというと、さすがにその現場には立ち会えず、すでに捌かれた鹿肉をいただく側でした。
    味は普通のお肉と変わらなかったけれど、毛がついていたので少し生々しく感じました。

    妻は「気持ち悪い」と言っていましたが、「あんた田舎の娘でしょうが!」とツッコミを入れたくなりました(笑)。

    畑とバーベキューの思い出

    借りていた家の隣には小さな畑があり、「自由に使っていいよ」と言ってもらえたので、すぐにいろいろ植えてみました

    仲間の協力隊と一緒に畑を耕し、「収穫した野菜でバーベキューしよう!」と盛り上がったのがいい思い出です。

    都会に住んでいた人間にとって、無農薬・無肥料の野菜は憧れです。
    田舎ではそれが本当に簡単に手に入るというのが、何よりの魅力でした。


    最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。

    「便利と自然、どちらかじゃなくて、どちらも取り入れる暮らし方だってある。」
    完璧じゃなくても、自分たちらしい暮らしを、少しずつ見つけていけばいいんだと思います。

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