『魔女の宅急便』声優一覧|キキ・ジジ・トンボと脇役のキャストを紹介

『魔女の宅急便』のキキやジジは、誰が声を担当しているのでしょうか。パン屋のおソノさんや、森で絵を描くウルスラなど、気になる人物から声優を調べたい人もいると思います。

キキとウルスラは高山みなみさん、ジジは佐久間レイさん、トンボは山口勝平さん、おソノさんは戸田恵子さんが演じています。

特に注目したいのは、キキとウルスラが同じ声優による二役であることです。声の高さだけでなく、話す勢いや落ち着きの違いからも、二人の人物像が伝わってきます。

この記事では、1989年公開のスタジオジブリ制作のアニメ映画『魔女の宅急便』について、日本語版の主要人物と脇役の声優を一覧で紹介します。実写映画や海外吹き替え版のキャストとは区別しています。

『魔女の宅急便』声優一覧|主要人物と脇役

まずは、登場人物と担当声優の対応をまとめます。主要キャストはディズニー公式の作品紹介、脇役を含む配役はシネマトゥデイの声優キャスト紹介でも確認できます。

登場人物声優人物の特徴・立場
キキ高山みなみ修業のために故郷を離れる13歳の魔女
ウルスラ高山みなみ森の小屋で絵を描く少女
ジジ佐久間レイキキと一緒に旅立つ黒猫
トンボ山口勝平空を飛ぶことに夢中な眼鏡の少年
おソノ戸田恵子キキの暮らしと仕事を支えるパン屋のおかみさん
パン屋の亭主山寺宏一おソノの夫。無口ながらキキを支える
コキリ信沢三恵子キキの母親で、魔女
オキノ三浦浩一キキの父親
老婦人加藤治子孫娘への贈り物の配達をキキに依頼する女性
バーサ関弘子老婦人の家で働く女性
老婦人の孫娘鍵本景子キキがパイを届ける相手
マキ井上喜久子キキに最初の配達を依頼する女性
先輩魔女小林優子キキが旅立ちの途中で出会う魔女
飛行船の船長大塚明夫飛行船の場面に登場する船長

この表は、主要人物と確認できた脇役をまとめたもので、出演者全員を網羅した一覧ではありません。

名前のある人物だけでなく、パン屋の亭主や飛行船の船長にも、それぞれ担当する声優がいます。短い登場でも、声によって人物の存在感が生まれているところに注目できます。

キキとウルスラの声優は同じ|高山みなみの一人二役

キキとウルスラを演じているのは、どちらも高山みなみさんです。ディズニー公式のキャスト欄にも「キキ/ウルスラ」と掲載されています。

ただ、二人の話し方から受ける印象は違います。

キキは、知らない町で自分の力を試そうとする少女です。張り切って話す場面もあれば、相手の反応に戸惑う場面もあります。声の変化を通して、頑張ろうとする気持ちと、不安の両方が伝わってきます。

一方のウルスラは、キキの悩みを聞き、自分の経験を話す人物です。その話し方には、自分の考えを持ちながら、相手の言葉を待てる落ち着きが感じられます。

同じ声優が演じていても、キキの揺れる気持ちと、ウルスラの少し先を歩く余裕が、それぞれ違う人物として表現されています。

日本テレビの金曜ロードショー公式解説では、登場する女性たちに、一人の人物が年齢を重ねていくイメージがあると紹介されています。一人二役の発想も、その考え方とつながっているとされています。

これは、ウルスラが成長したキキ本人という物語の設定ではありません。制作上、二人の間に成長のつながりを重ねているということです。

同じ声で、自信をなくしている少女と、その悩みを受け止める少女が会話する。そこに、今の自分と少し先の自分が話しているような響きを感じることもできるのではないでしょうか。

ジジとトンボの声|キキとの会話に表れる違い

ジジ役は佐久間レイ

キキの相棒である黒猫・ジジを演じるのは、佐久間レイさんです。

ジジはキキと行動を共にしながら、ときに冷静な反応を返します。キキが前へ進もうとする勢いと、ジジの慎重な受け答えが組み合わさることで、会話にリズムが生まれます。

小さな黒猫のかわいさに加えて、少し皮肉っぽく聞こえる言い方もジジの魅力です。キキにただ同意するだけではないから、二人が長く一緒にいる相棒らしく感じられるんよな。

トンボ役は山口勝平

トンボを演じるのは、山口勝平さんです。

空を飛ぶことに強い関心を持つトンボは、キキにも積極的に話しかけます。その声には、興味のあることを目の前にした少年の勢いが感じられます。

ジジがキキのすぐそばで反応する相棒なら、トンボは、キキが新しい町で出会う友人です。同じキキとの会話でも、二人の声から伝わる距離感は異なります。

その違いに注目すると、キキが故郷から連れてきた関係と、新しい場所で築いていく関係を、会話の響きからも受け取れます。おソノとパン屋の亭主の声優|キキを支える夫婦

おソノ役は戸田恵子

パン屋のおかみさん・おソノを演じるのは、戸田恵子さんです。配役はディズニー公式の作品紹介で確認できます。

おソノは、キキが新しい町で暮らし始めるための足場を作ってくれる人物です。親しみやすく声をかけ、困っているキキを受け入れます。

その話し方には、相手を緊張させない気さくさがあります。キキを特別扱いしすぎず、店の仕事や日々の暮らしの中に自然に迎え入れる。その人物像を、声の明るさや言葉の勢いからも感じ取れます。

優しさを大げさに説明するより、普段の調子で話しかけてくれるほうが安心できることもある。おソノの声には、そんな生活に根ざした温かさがあるのではないでしょうか。

パン屋の亭主役は山寺宏一

おソノの夫であるパン屋の亭主を演じるのは、山寺宏一さんです。シネマトゥデイのキャスト紹介でも、この配役が掲載されています。

亭主は無口な人物で、おソノのように長く話してキキを励ますわけではありません。表情や身ぶり、仕事をする姿から人柄が伝わってきます。

声の出演は、長いセリフを話す役だけに限りません。短い声や反応も、人物がその場所で生きている感覚を作ります。

よく話すおソノと、行動で気持ちを示す亭主。二人の表現の違いが、パン屋の夫婦の雰囲気につながっています。夫婦が同じ調子で話さないところも、暮らしの場として自然に感じられます。

キキの両親の声優|母コキリと父オキノ

キキの母親・コキリを演じるのは信沢三恵子さん、父親・オキノを演じるのは三浦浩一さんです。二人とも、ディズニー公式のキャスト欄に掲載されています。

コキリは魔女であり、キキを修業へ送り出す母親です。キキのこれからを気にかける言葉には、娘への心配と、魔女としての経験が重なって感じられます。

一方のオキノは、旅立つ娘を抱き上げる姿が印象的です。言葉や声だけでなく、その動きと組み合わさることで、娘を大切に思う父親の姿が伝わります。

旅立ちの場面では、キキは新しい暮らしへの期待を持っています。しかし、送り出す側には違う気持ちもあるでしょう。両親の声に耳を向けると、キキの出発を、家族それぞれの立場から受け取れます。

声優を知る楽しさは、名前を覚えることだけではありません。短い会話の中で、誰が何を心配し、どんな気持ちで相手を見ているのかを考えるきっかけにもなります。

老婦人とバーサの声優|同じ家で暮らす二人の違い

キキに孫娘への贈り物の配達を依頼する老婦人は、加藤治子さんが演じています。その家で働くバーサの声は、関弘子さんです。

老婦人の話し方は穏やかで、キキへの気遣いが感じられます。急いで用件だけを伝えるのではなく、相手を一人の人として迎えるような柔らかさがあります。

一方、バーサには、身近な出来事を楽しむ快活さがあります。同じ家の人物でも、二人の声の調子が異なることで、それぞれの性格が伝わってきます。

年齢や立場が近い人物だからといって、同じような話し方になるわけではない。その違いがあるから、老婦人の家にも、二人が日々を過ごしている気配が生まれるのではないでしょうか。

声に注目すると、キキが訪ねる場所ごとの空気も感じやすくなります。パン屋にはパン屋の会話があり、老婦人の家には、その家らしい言葉の交わし方があるのです。

先輩魔女・孫娘・飛行船の船長の声優も確認

主要人物以外にも、短い登場で印象を残すキャラクターがいます。

キキが旅立ちの途中で出会う先輩魔女は、小林優子さんが演じています。キキに対する受け答えには、修業を先に経験している人物の自信が感じられます。初めて旅に出たキキとの違いが、声の調子からも伝わる場面です。

老婦人の孫娘を演じるのは、鍵本景子さんです。パイを受け取る場面での短い応対は、キキが期待していた反応との隔たりを際立たせます。

ただし、冷たく聞こえる言い方をしたからといって、その人物の性格すべてを決めつけることはできません。声から受ける印象と、人物全体への評価は分けて考えたいところです。

飛行船の船長役は、大塚明夫さんです。これらの配役も、シネマトゥデイの声優キャスト紹介で確認できます。

登場時間が短い人物でも、声によって年齢や立場、場面の緊張感が伝わります。名前を知ってから聞くと、物語の脇にいた人物にも目が向くかもしれません。

『魔女の宅急便』の声優情報を調べるときの注意点

『魔女の宅急便』には、アニメ映画のほかに実写映画や舞台作品があります。また、アニメ映画にも海外向けの吹き替え版があります。

声優やキャストを調べる際は、1989年のアニメ映画の日本語版かどうかを確認しましょう。同じ人物名でも、別の作品や言語版では担当する出演者が異なります。

今回の記事では、日本語版アニメ映画の配役を扱っています。主要キャストはディズニー公式、作品の基本情報はスタジオジブリ公式ページから確認できます。

まとめ|声優を知ると、会話の違いにも注目できる

『魔女の宅急便』では、高山みなみさんがキキとウルスラの二役を担当しています。ジジは佐久間レイさん、トンボは山口勝平さん、おソノは戸田恵子さんです。

さらに、山寺宏一さんがパン屋の亭主、加藤治子さんが老婦人、関弘子さんがバーサを演じ、キキが暮らす町の人々に、それぞれ違う表情を与えています。

声優一覧を知ったうえで会話に耳を向けると、同じキキへの言葉でも、相棒、友人、家族、町の大人たちの距離感の違いが見えてきます。

誰が演じているのかという疑問から、どんな声で相手と関わっているのかへ。そこまで少し広げてみると、キキの周りにいる人たちの存在を、より細やかに受け取れるのではないでしょうか。

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