『ハウルの動く城』声優一覧!ハウル・ソフィーから脇役までキャストを紹介

『ハウルの動く城』を見ていて、「ハウルの声は木村拓哉?」「ソフィーは若いときとおばあちゃんで声優が違う?」と気になった方もいるのではないでしょうか。

日本語版のハウル役は木村拓哉さん、ソフィー役は倍賞千恵子さんです。ソフィーは若い姿も老婆の姿も、倍賞さんが担当しています。

ほかにも、美輪明宏さん、神木隆之介さん、我修院達也さんなどが出演。さらに、大泉洋さんだけでなく、TEAM NACSのメンバー全員が声で参加しています。

この記事では、日本語オリジナル版の主要キャストを一覧で紹介し、それぞれの人物と声の演技の見どころを整理します。物語の結末にはなるべく踏み込まず、声を聞き分ける楽しさを中心に見ていきましょう。

『ハウルの動く城』日本語版の声優一覧

まずは、主要な登場人物と担当声優をまとめます。以下は日本語版のキャストです。海外向けの吹き替え版とは異なります。

登場人物担当声優どんな人物?
ソフィー倍賞千恵子帽子屋で働く少女。呪いで老婆の姿になる
ハウル木村拓哉動く城で暮らす、美しい魔法使い
荒地の魔女美輪明宏ソフィーに呪いをかける魔女
カルシファー我修院達也暖炉にいて城を動かす、火の悪魔
マルクル神木隆之介ハウルの弟子として城で暮らす少年
かかしのカブ大泉洋ソフィーを助ける、不思議なかかし
国王大塚明夫ハウルたちが暮らす国の王
ヒン原田大二郎サリマンの使い犬
サリマン加藤治子王室に仕える魔法使いで、ハウルの師匠

主要な役名と声優の対応は、ディズニー公式『ハウルの動く城』のキャスト欄で確認できます。声の出演者は、スタジオジブリ公式の作品ページにも掲載されています。

名前だけを見ると、映画やテレビで顔を知っている方も多いのではないでしょうか。ただ、作品の中では、その人の顔ではなくキャラクターの姿から声が聞こえてきます。そこに実写とは違う面白さがあります。

ハウルの声優は木村拓哉|優雅さと弱さを行き来する声

ハウルを演じるのは、木村拓哉さんです。

ハウルは、見た目が美しく、魔法も使える人物です。ソフィーを助ける登場場面では、相手を安心させるような落ち着きがあります。

ところが、城での日常が見えてくると、それだけの人物ではないと分かります。怖いことから逃げたがり、外見の変化に取り乱し、周囲を困らせる一面もあります。

格好いい声だけでは説明できないハウル

声の演技に注目するなら、余裕を感じさせる話し方と、感情を抑えられなくなったときの違いが見どころです。

最初から最後まで落ち着いた声だけなら、ハウルは近寄りがたい魔法使いに見えたかもしれません。しかし、弱さが声にも表れることで、見た目の華やかさとは違う人間らしさが伝わってきます。

格好よく登場した人が、家の中では思いのほか面倒くさい。そんな落差も、ハウルという人物を形づくっています。

頼もしいときもあれば、「そこまで落ち込むんかい」と言いたくなるときもある。その振れ幅を聞くと、木村さんの声を知っているかどうかとは別に、ハウル自身の性格が見えてくるでしょう。

なお、ここで挙げた印象は、場面と声の表現からの読み取りです。木村さん本人の性格や、起用理由を説明するものではありません。

ソフィーの声優は倍賞千恵子|若い姿も老婆の姿も一人で担当

ソフィーを演じるのは、倍賞千恵子さんです。日本語版では、少女のソフィーと老婆のソフィーで担当者が分かれているわけではありません。

ソフィーは荒地の魔女の呪いによって、18歳の少女から90歳の老婆の姿に変えられます。この年齢設定は、日本テレビ「金曜ロードショー」の公式作品紹介でも説明されています。

見た目が大きく変わっても、ソフィーは同じ人物です。声に耳を向けると、その連続性と、話し方の変化の両方を楽しめます。

姿が変わると、話し方にも違いが見える

帽子屋で働いているころのソフィーには、自分の気持ちを控えめにするところがあります。一方、老婆の姿になって城へ入ってからは、ハウルやカルシファーに遠慮せず言い返す場面が増えます。

声の高さだけで年齢を聞き分けようとするより、言葉の出し方や相手への接し方に注目すると、その違いが分かりやすくなります。

呪いによって不自由になったはずなのに、言いたいことを口にできる場面も増えていく。このねじれがソフィーの面白いところです。

同じ声の持ち主が、ためらうソフィーと、思い切って行動するソフィーをつないでいる。そう考えると、外見の変化だけでは追いきれない人物の動きにも目を向けられます。

主題歌「世界の約束」も倍賞千恵子が歌っている

倍賞さんはソフィーの声だけでなく、主題歌「世界の約束」の歌唱も担当しています。

ディズニー公式の作品情報では、作詞が谷川俊太郎さん、作曲が木村弓さん、編曲が久石譲さん、歌が倍賞千恵子さんと記載されています。

ソフィーを演じていた声が、作品の最後には歌として聞こえる。役柄としての話し声と、主題歌の歌声を比べるのも、この作品ならではの楽しみ方です。

荒地の魔女の声優は美輪明宏|ゆったりした話し方が生む存在感

荒地の魔女を演じるのは、美輪明宏さんです。

荒地の魔女は、ただ大声で相手を威圧する人物ではありません。ゆったりした話し方の中に、相手の都合を気にしない強引さが感じられます。

声を荒らげていないのに、その場を自分のものにしてしまう。ソフィーの帽子屋を訪れる場面では、そんな怖さを読み取れます。

一方で、物語が進むと、同じ人物の違う面が見えてきます。最初の威圧感だけでは捉えられない存在になっていくので、声の調子や言葉の間がどう変わるのかにも注目です。

ハウル、ソフィー、荒地の魔女は、いずれも見た目の印象だけでは説明しきれません。声に耳を向けることで、表情とはまた違うところから、その人物の弱さや欲が伝わってくるでしょう。

カルシファーの声優は我修院達也|ひと声で分かる火の悪魔

カルシファーを演じるのは、我修院達也さんです。ハウルの城の暖炉にいる火の悪魔で、城を動かす力を担っています。

声の特徴がはっきりしているため、姿が画面の中心になくても、話し始めればカルシファーだと分かりやすい人物です。

ただ、特徴的な声というだけではありません。ソフィーに文句を言うとき、ハウルのことを話すとき、危険を感じたときでは、言葉の勢いや調子が変わります。

強い魔力と、身近な親しみやすさが同居している

「火の悪魔」という肩書きだけなら、恐ろしい存在を想像するかもしれません。しかし、実際のカルシファーは、暖炉で料理の火を担当し、城の住人たちとやり取りする生活感のある存在です。

大きな魔法の力を持ちながら、日常の会話では妙に身近。その両方が、声の表現から伝わってきます。

ソフィーとの会話も、魔法の契約に関わる話だけではありません。言い合いをしながら暮らしているところに、城が単なる冒険の舞台ではなく、誰かの家なのだと感じられる面白さがあります。

マルクルの声優は神木隆之介|子どもらしさと背伸びの違いに注目

マルクルを演じるのは、神木隆之介さんです。ハウルの弟子として城で暮らし、訪ねてくる客への対応などもしています。

日本テレビの「金曜ロードショー」公式紹介では、神木さんは本作の公開当時11歳だったと紹介されています。

マルクルの声で注目したいのは、普段の少年らしい話し方と、変装して客に応対するときの違いです。

ひげを生やした老人の姿で、いかにも事情を心得ているように振る舞う。しかし、城の中では年相応の表情を見せます。この落差が、マルクルのかわいらしさにつながっています。

大人のように仕事をしていても、安心できる相手の前では子どもに戻る。声の調子を聞くと、その切り替わりが分かりやすいでしょう。

見た目の変装だけでも楽しい場面ですが、話し方まで背伸びしているところがええんよな。立派に役目を果たそうとしている姿が伝わってきます。

ヒン・サリマン・国王の声優は誰?

城の住人たち以外にも、声から人物の印象が伝わってくる登場人物がいます。ヒンは原田大二郎さん、サリマンは加藤治子さん、国王は大塚明夫さんが担当しています。

これらの配役は、ディズニー公式のキャスト欄で確認できます。

ヒン役は原田大二郎|言葉の少ない役にも声の演技がある

ヒンはサリマンの使い犬です。人間のように長い説明をする役ではなく、息遣いや短い発声が印象に残ります。

そのため、担当者を知って「この声も俳優さんが演じていたんだ」と気づく方もいるでしょう。

何を言っているかを文章で理解できなくても、困っているのか、動こうとしているのか、声と仕草の組み合わせから様子が伝わります。声の演技は、セリフを話すことだけではないと分かる役です。

サリマン役は加藤治子|穏やかな口調の中にある圧力

サリマンを演じるのは、加藤治子さんです。

王室に仕える魔法使いであり、ハウルの師匠でもあるサリマンは、落ち着いた話し方をします。しかし、その穏やかさが、そのまま相手への優しさを意味するわけではありません。

王宮でソフィーと向き合う場面では、声を荒らげなくても相手を追い詰められる人物として映ります。話す速度や言葉の間に注目すると、柔らかい声と立場の強さが重なる感覚を味わえるでしょう。

国王役は大塚明夫|登場場面で声を聞き分ける楽しさ

国王を担当するのは、大塚明夫さんです。

王宮の場面では、誰がどの立場で話しているのかを追いながら聞くと、声と人物の関係がつかみやすくなります。サリマンの静かな話し方と、国王の声の響きを比べるのも一つの楽しみ方です。

大泉洋だけではない!TEAM NACS全員の出演場面

『ハウルの動く城』には、TEAM NACSの5人全員が出演しています。大泉洋さんのかかしのカブ役に加えて、町の人や兵士などの短い場面にもメンバーの声があります。

スタジオジブリは、公式Q&Aで、それぞれが声を担当した場面を具体的に案内しています。

出演者担当した役・場面
大泉洋かかしのカブ、冒頭でソフィーに声をかける兵士の一人
安田顕冒頭でソフィーに声をかける兵士の一人
森崎博之レティーの働く店の職人、市場の八百屋
戸次重幸(当時:佐藤重幸)鉄道橋を渡るソフィーに声をかける青年
音尾琢真宮殿で乗り物の通行を止める門番

公式Q&Aでは、戸次重幸さんの担当箇所が旧姓の「佐藤さん」と表記されています。名前の違いに戸惑った場合は、この点を押さえておくと分かりやすいでしょう。

大泉さんはカブだけでなく、冒頭の兵士も担当しています。一人が違う役を演じていると知ってから聞くと、声の使い分けにも注目できます。

また、森崎さんは菓子店の職人と八百屋の二役です。登場時間は短くても、店先から声が聞こえることで、ソフィーたちの暮らす町に人々の生活が感じられます。

主役の声を楽しむのはもちろんですが、こうした短い声を探す見方も面白いですね。ただし、カブが声を発する場面は物語の終盤に関わるため、未見の方は役柄の詳しい説明を読まずに本編で確かめるのもよいでしょう。

まとめ|『ハウルの動く城』は声から人物の違いを楽しめる

『ハウルの動く城』の日本語版では、ハウルを木村拓哉さん、ソフィーを倍賞千恵子さんが演じています。ソフィーは少女と老婆で声優が交代するのではなく、倍賞さんが一人で担当しています。

カルシファーは我修院達也さん、マルクルは神木隆之介さん、荒地の魔女は美輪明宏さん。さらに、ヒンやサリマン、町の人々に至るまで、それぞれの声が作品の世界を形づくっています。

担当者の名前を知ったうえで、同じ人物が相手や状況によってどう話し方を変えるのかに耳を向けると、キャラクターの性格や関係がより見えてきます。

ハウルの余裕と弱さ、マルクルの背伸び、カルシファーとの日常の言い合い。映像を追うだけでは通り過ぎていた場面にも、声から気づける面白さがあるでしょう。

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