『SQUALL』は、シンガポールを舞台にした恋愛ドラマです。ただ、異国で新しい恋が始まるというだけではありません。主人公には、思い出せない4年間があります。
『SQUALL』は、4年間の記憶を失ったサクラが、婚約者との新生活の中で謎めいた画家と出会い、失われた過去に向き合っていくラブストーリーです。原作小説や漫画を映像化した作品ではなく、完全オリジナルストーリーとして制作されています。
主演は莉子さん。婚約者・瑛太を吉澤要人さん、シンガポール人の画家・ルンをグレン・ヨンさんが演じます。ABCテレビでは、2026年10月18日(日)深夜0時10分から放送開始予定です。
この記事では、あらすじと原作の有無、主要キャストの人物関係を紹介しながら、記憶の謎と恋愛がどう結びつく作品なのかを整理します。
※2026年10月6日時点の公式情報に基づく放送前の紹介です。公開された設定を扱い、結末や未放送の展開は紹介しません。
『SQUALL』はどんな話?失われた4年間と現在の恋が交差する
婚約者とシンガポールへ移ったサクラ
主人公の柏木サクラは、4年間の記憶を失っています。婚約者・錦戸瑛太の転勤に伴い、シンガポールで暮らし始め、野生動物公園のガイドとして新しい仕事にも就いています。
瑛太との生活は順調。しかし、サクラの荷物には、見覚えのない古い鍵が紛れ込んでいました。そこには「203」という数字が刻まれています。
新しい暮らしを始めているのに、自分でも説明できない過去の手がかりが手元にある。この鍵が何を開けるものなのか、なぜサクラが持っているのかが、物語の入り口になります。
あらすじは、ABCテレビ公式サイトのイントロダクションで確認できます。
ここで気になるのは、サクラにとって「知らないこと」が、単なる昔の出来事ではないことです。自分が誰と過ごし、何を大切にしていたのか。その一部が分からないまま、今の生活を選んでいるわけです。
今が幸せなら、過去を知らなくてもいいのか。それとも、自分のことだから確かめたいのか。公開された設定からは、そんな問いも浮かびます。
突然のスコールが、画家・ルンとの出会いにつながる
ある日、サクラは猛烈なスコールに遭い、雨宿りをするために入った路地裏で、シンガポール人男性・ルンと出会います。
初めて会ったはずなのに、サクラは彼に懐かしさを感じます。一方のルンも、自分の絵のモチーフによく似たサクラが気になっていきます。
初対面という認識と、どこか知っているような感覚が食い違う。この違和感が、二人の関係を追いたくなるポイントです。
ただし、懐かしく感じる理由や、二人の過去の具体的な関係は、ここでは決めつけられません。「以前恋人だったに違いない」と結論を急ぐより、記憶と感情がどう描かれるのかを見ていきたいところです。
知らないはずの人に心が動く。でも、今そばにいる人との時間もある。サクラの立場を考えると、簡単にどちらかを選べる話ではなさそうなんよな。
『SQUALL』に原作はある?完全オリジナルドラマ
『SQUALL』には、原作として発表されている小説や漫画はありません。ABCテレビが完全オリジナルストーリーと紹介しているドラマです。
脚本は桑島憲司さん、柳沢亨さん、山田麗さん、伶奈さんが担当し、演出は桑島憲司さんです。制作著作はABCテレビとなっています。
制作陣は、公式サイトのキャスト・スタッフページに掲載されています。
原作との違いや原作の結末を調べる作品ではなく、ドラマで提示される手がかりを追う作品になります。「203」の鍵や絵のモチーフについても、その意味がいつ、どんな形で明らかになるかが気になるところです。
また、本作は日本・シンガポール外交関係樹立60周年を記念して制作されています。全話にわたりシンガポールを主要ロケ地として撮影していることも、公式に発表された特徴です。
海外の街を背景にするだけでなく、そこで働き、暮らす人物の物語になっている点にも注目したいですね。新しい土地で生活を始めることと、自分の過去を知り直すことが、サクラの中でどう重なるのかが楽しみです。
主要キャストと人物関係|サクラ・瑛太・ルン
まず覚えておきたいのは、物語の中心となる三人です。現在の生活を支える瑛太と、説明できない懐かしさを感じるルン。その間でサクラの気持ちがどう動くのかが、恋愛の軸になります。
| 登場人物 | キャスト | 公開されている設定 |
|---|---|---|
| 柏木サクラ | 莉子 | 4年間の記憶を失い、婚約者とシンガポールで暮らし始めた主人公 |
| 錦戸瑛太 | 吉澤要人 | サクラを献身的に支えてきた婚約者。大手デベロッパーに勤務 |
| テー・ウェイ・ルン | グレン・ヨン | 作品を描けない葛藤を抱えるシンガポール人の画家 |
役名と人物設定は、公式サイトの相関図で確認できます。
瑛太は、サクラの今の暮らしを支える婚約者
瑛太は、日本で出会ったサクラを支え、シンガポールへの転勤を機にプロポーズした人物です。公式紹介では、相手に踏み込みすぎない優しさを持つとされています。
この設定を押さえておくと、瑛太をただの「新しい出会いを邪魔する人」として見るのは早いと分かります。サクラとの間には、すでに積み重ねてきた時間があるからです。
記憶が戻ることを願う気持ちと、今ある関係への思いが、今後どう描かれるのか。瑛太自身の言葉や行動も丁寧に見ていきたいですね。
ルンとの出会いは、サクラ自身の夢にも関わるかもしれない
サクラには、かつて植物画家を夢見ながら諦めた過去があります。そしてルンは、個展を控えながら絵を描けずにいる画家です。
二人には、絵という接点もあります。ただ、サクラが夢を諦めた理由とルンとの関係がどうつながるかは、まだ分かりません。
恋愛相手として惹かれるだけでなく、出会った人を通して、置いてきた自分の夢を思い出すこともあるのかもしれない。そんな視点でも、二人の関係を追ってみたくなります。
追加キャスト|三人の関係と過去に関わる人物たち
サクラ・瑛太・ルンの周囲には、それぞれの仕事や過去を知る人物がいます。中心となる三人だけでなく、「誰が何を知っているのか」を整理しておくと、記憶の謎も追いやすくなりそうです。
| 登場人物 | キャスト | 公開されている設定 |
|---|---|---|
| 笹原夏芽 | 富田鈴花 | 瑛太の同僚。シンガポールの再開発プロジェクトをともに担当する |
| タン・レイ | レジーナ・リム | ルンの幼馴染でマネージャー。記憶を失った彼を支えてきた |
| シウファン | エイミー・ジェイ・チェン | カフェの店主。4年前のサクラについて何か知っている人物 |
配役と人物設定は、ABCテレビ公式サイトの相関図に掲載されています。
笹原夏芽とタン・レイは、仕事を通じて二人を支える
富田鈴花さんが演じる笹原夏芽は、瑛太と一緒に仕事を進める同僚です。仕事上の信頼関係がある一方、公式紹介には、密かな想いをうかがわせる記述もあります。その具体的な内容や行動は、放送で確かめたいところです。
レジーナ・リムさん演じるタン・レイは、ルンの才能を認め、画家としての成功を願う人物。幼馴染とマネージャーという、私生活と仕事の両方に関わる立場です。
身近な人を支えてきたからこそ、その人に変化が起きたとき、素直に喜べるとは限らないかもしれません。ただ、夏芽やレイがどんな感情を抱くかはまだ分かりません。関係の近さだけで、味方や恋のライバルに分類せずに見ていきたいですね。
シウファンは、失われた過去を知る手がかりになりそう
エイミー・ジェイ・チェンさんが演じるシウファンは、サクラとルンが雨宿りで入るカフェの店主です。ルンが以前借りていたアトリエのオーナーでもあり、サクラの4年前について何か知っていると紹介されています。
本人が思い出せない出来事を、別の誰かは覚えている。シウファンの存在によって、サクラの過去は本人の記憶だけでなく、周囲の証言からもたどれる構成になっていると考えられます。
何を知っていて、いつ話すのか。その言葉がサクラにどう届くのかも、注目したいところです。
シンガポールの街と自然も『SQUALL』の見どころ
本作は、全話にわたってシンガポールを主要ロケ地として撮影しています。公式紹介では、マーライオンパーク、カトン、チャイナタウンなど、異なる表情を持つ場所が挙げられています。
また、サクラの仕事に関わる場所として、シンガポール動物園、リバーワンダー、バードパラダイスなどのパークが登場すると発表されています。
撮影の協力体制とロケーションについては、公式イントロダクションのロケーション紹介で確認できます。
街並みを眺める楽しさに加え、そこで人物がどんな時間を過ごすのかにも目を向けたいですね。サクラにとってシンガポールは、婚約者と新生活を始める場所であり、説明できない懐かしさに出会う場所でもあります。
新しい土地に来たつもりが、自分の過去につながっていく。この重なりが、風景の受け取り方にも影響しそうです。同じ街角でも、何を知る前と後かで、サクラには違って見えるかもしれません。
主題歌はベリーグッドマンの「Squall」
『SQUALL』の主題歌は、ベリーグッドマンが本作のために書き下ろした「Squall」です。
公式コメントでは、苦悩の中で生まれる愛や、雨の中の悲しみと雨上がりの喜びを込めた楽曲だと説明されています。確認元は、ABCテレビ公式サイトの音楽ページです。
物語でも、突然の雨がサクラとルンの出会いにつながります。そこから考えると、スコールは天候としてだけでなく、穏やかな日常に急な変化が訪れることを重ねて受け取れるかもしれません。
ただし、これは公開されたあらすじからの解釈です。タイトルの正式な由来や、楽曲がどの場面でどう使われるかまで、放送前に断定することはできません。
放送開始日と全何話|ABCテレビでは10月18日から
『SQUALL』は、2026年10月18日(日)から、ABCテレビのドラマL枠で放送開始予定です。放送時間は毎週日曜深夜0時10分~0時40分で、関西ローカルの放送となります。
「10月18日(日)深夜0時10分」は、日曜の夜を越えた10月19日(月)午前0時10分を指します。録画予約の際は、番組表の日付にも注意してください。
また、フジテレビの公式発表では、全9話と案内されています。確認元は、FOD配信に関する公式発表のドラマ概要です。
公式には、ABCテレビでの放送後にTVer・ABEMAで見逃し配信、FODで独占見放題配信を行う予定も発表されています。2026年10月6日時点では放送開始前なので、本編を現在視聴できるという意味ではありません。
放送や配信の最新予定は、番組公式サイトをご確認ください。
まとめ|過去の謎と、今ある関係の両方を追いたいドラマ
『SQUALL』は、莉子さん演じるサクラの失われた4年間を軸に、婚約者・瑛太と画家・ルンとの関係を描く完全オリジナルドラマです。原作の結末を先に確認する作品ではなく、ドラマの中で過去がどう明らかになるかを追う作品になります。
記憶の謎に関わる鍵や絵、周囲の人物の言葉に加え、シンガポールの街並みと自然も見どころです。
過去を知ったら、今の気持ちは変わるんやろか。それとも、思い出せなくても積み重ねた時間は残るんやろか。サクラが何を知るかとともに、そのあと何を選ぶのかにも目を向けて見ていきたいですね。

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