『ラピュタ』パズーのトランペットの曲名は?朝の演奏と音楽を紹介

『天空の城ラピュタ』で、パズーが朝にトランペットを吹く場面。あの明るく伸びやかなメロディーは、何という曲なのでしょうか。

答えは、「ハトと少年」です。日本版のサウンドトラックでは、このトランペットの旋律を含む音楽が「スラッグ渓谷の朝」という曲名で収録されています。

そのため、「ハトと少年」を探しているのに、サントラの曲目では名前が見つからないことがあります。演奏されるメロディーの名前と、アルバムの収録曲名を分けて知っておくと、迷わず探せます。

この記事では、パズーのトランペットの曲名、サウンドトラックでの探し方、そして朝の演奏から感じられるパズーの人物像を紹介します。物語の結末には触れません。

パズーがトランペットで吹く曲は「ハトと少年」

パズーが朝に奏でる曲は「ハトと少年」。作曲は、『天空の城ラピュタ』の音楽を担当した久石譲です。

曲名については、ヤマハの楽譜出版による『ピアノで弾く 天空の城ラピュタ』の紹介でも、パズーがトランペットで奏でる曲として「ハトと少年」が案内されています。映画の音楽担当は、スタジオジブリ公式の作品ページでも確認できます。

朝の空気の中に、トランペットの音がまっすぐ広がっていく。そこにハトが飛ぶ映像が重なるので、「ハトと少年」という名前は場面を思い浮かべやすいですね。

ただし、曲名が映像に合っていることと、その名前をつけた制作上の理由は別です。命名の経緯について、確認できない説明を付け加えることはしません。

この曲には歌詞がなく、パズーが楽器で奏でる旋律そのものが印象を作っています。言葉がなくても、朝が始まる感じや、少年の元気さが伝わってくる。短い場面やのに、パズーの暮らしをちょっと知った気になるんよな。

「ハトと少年」と「スラッグ渓谷の朝」はどう違う?

曲を探すときに少し分かりにくいのが、「ハトと少年」と「スラッグ渓谷の朝」という二つの名前です。

パズーのトランペットの旋律を指すときは「ハトと少年」、日本版サウンドトラックの収録曲を探すときは「スラッグ渓谷の朝」が手がかりになります。

名前何を探すときの手がかり?
ハトと少年パズーが吹くトランペットのメロディーや、その楽譜・編曲
スラッグ渓谷の朝日本版サウンドトラックに収録された、トランペットの旋律を含む曲
君をのせて井上あずみが歌う主題歌。朝のトランペット曲とは別の曲

日本版のアルバム名は『天空の城ラピュタ サウンドトラック ~飛行石の謎~』です。徳間ジャパンの公式商品ページでは、映画本編で使用されたBGMと「君をのせて」を収録したサントラ盤として紹介されています。

「スラッグ渓谷の朝」は、朝の場面を彩る音楽として、トランペットの部分だけを切り離さずに聴ける収録曲です。一方、楽譜や演奏動画では「ハトと少年」の名前で紹介されることがあります。

つまり、名前が違うからといって、探していた曲と無関係とは限りません。サントラであの朝の旋律を聴きたい場合は、まず「スラッグ渓谷の朝」を確認すると分かりやすいでしょう。

パズーがトランペットを吹くのはどんな場面?

演奏が登場するのは、パズーが空から降りてきたシータを助けた翌朝です。パズーは家の屋根の上でトランペットを吹き、ハトが朝の空を飛びます。

シータが落ちてくる夜の場面には、何が起きているのか分からない緊張感があります。それに対して翌朝の演奏は、パズーが暮らす場所の日常を感じさせる時間です。

この切り替わりによって、シータを助けた少年が、ただ事件に巻き込まれた人物としてだけでなく、ここで生活している人として見えてきます。彼には家があり、ハトがいて、朝に楽器を吹く時間があるのです。

冒険が始まる前に、主人公の普段の暮らしが少し見える。そうすると、そのあとに起こる出来事も、「知らない少年の冒険」から「このパズーの冒険」へ近づいて感じられるのではないでしょうか。

ここは演出の効果についての考察です。作者がそう意図したと断定するものではありませんが、朝の演奏がパズーを身近に感じさせる場面として働いている、と受け取れます。

朝の演奏から見えるパズーの人物像

トランペットを吹くパズーには、仕事や生活のために動く姿とは違う一面があります。音楽を奏で、ハトのいる朝を過ごす姿からは、彼の生活に楽しみや落ち着いた時間もあることが伝わります。

ただし、この場面だけで「誰に教わったのか」「何年練習したのか」までは分かりません。父親から習った、町の人を起こすために吹いている、といった背景を、確認なしに設定として書くことはできません。

作中で見えるのは、パズーが朝に演奏し、その音がハトの飛ぶ風景と重なっていることです。そこから、彼にとってなじみのある朝の過ごし方なのだろう、と想像することはできます。

朝のトランペットは、パズーの勇敢さだけでは見えてこない、暮らしの中の一面を感じさせる場面です。

誰かを助ける場面では頼もしさが見える。でも、朝に楽器を吹いている姿には、その人の普段の空気がある。こういう小さな描写があると、主人公との距離が少し縮まるんちゃうかな。

「ハトと少年」を聴くなら、どのアルバムを探せばいい?

映画の朝の場面で流れる音楽を聴きたいなら、まず確認したいのは『天空の城ラピュタ サウンドトラック ~飛行石の謎~』です。前半で紹介したとおり、日本版では「スラッグ渓谷の朝」が目印になります。

ただ、『ラピュタ』の音楽アルバムには、サウンドトラックのほかにイメージアルバムやシンフォニー編、USAヴァージョンがあります。同じ作品名でも、収録内容や演奏が同じとは限りません。

徳間ジャパンのスタジオジブリレコーズ公式ページでは、それぞれのアルバムの成り立ちが紹介されています。

映画で流れる音楽を探すなら、サウンドトラック

日本版の『サウンドトラック ~飛行石の謎~』は、映画本編で使用されたBGMを収めたアルバムです。あの朝の風景と結びついた音楽を探す場合、最初の手がかりにしやすい一枚です。

曲名だけで検索すると、別の演奏者によるカバーや、ピアノ・吹奏楽向けの編曲も見つかります。それらにも魅力はありますが、映画の音を思い浮かべて探しているなら、アルバム名と演奏情報まで確認すると分かりやすいでしょう。

「知っているメロディーやけど、映画で聴いた感じと少し違うな」と思ったら、演奏や編曲が違う可能性があります。曲が同じでも、楽器や伴奏が変わると印象は変わるんよな。

イメージアルバムは、映画のサントラとは別のもの

『イメージアルバム ~空から降ってきた少女~』は、宮崎駿監督と高畑勲プロデューサーが伝えた作品のイメージをもとに、サウンドトラックに先立って制作されたアルバムです。

映画で使われた音楽を、そのまま曲順に並べたものではありません。『ラピュタ』の世界を音楽から楽しむアルバムとして、サントラとは分けて考えるとよいでしょう。

まず朝のトランペットを探したいのか、それとも作品の音楽を広く楽しみたいのか。目的によって、確認するアルバムも変わってきます。

USAヴァージョンでは、音楽が再録音されている

『Castle in the Sky ~天空の城ラピュタ・USAヴァージョン・サウンドトラック~』は、久石譲が音楽を新たにアレンジして再録音し、新曲も加えたアルバムです。

日本版のサウンドトラックとUSAヴァージョンは、同じ録音を別の名前で販売したものではありません。収録曲の名称や構成も含め、版を確認して探す必要があります。

日本の映画本編で親しんだ朝の演奏を探している場合は、まず日本版サントラを確認し、そのあとで別アレンジを聴き比べると違いを楽しみやすいでしょう。

パズーのトランペットを自分で演奏できる?

「ハトと少年」は、楽譜でも扱われている曲です。ただし、同じ曲名が書かれていても、トランペット用、ピアノ用、合奏用など、演奏する楽器や編成は異なります。

たとえば、ヤマハの『ピアノで弾く 天空の城ラピュタ』は、名前のとおりピアノ向けの楽譜です。曲が収録されているからといって、そのままトランペット用の譜面として使えるとは限りません。

パズーのように吹いてみたい場合は、対応楽器、難易度、伴奏の有無を確認して選ぶと、目的に合うものを探しやすくなります。映画の旋律を一人で吹きたいのか、伴奏と一緒に演奏したいのかでも、必要な譜面は変わります。

また、映画のパズーが軽やかに演奏していることと、実際に初心者が簡単に吹けることは別です。楽器経験や音域によって難しさは変わるため、「短い曲だから誰でもすぐに吹ける」とは言い切れません。

それでも、好きな場面の音楽を演奏してみたいというのは、楽器に興味を持つきっかけになりそうです。最初から映画と同じ響きを目指すより、あのメロディーを少しずつ自分で奏でられるようになる楽しみもあるでしょう。

なぜ朝のトランペットが印象に残るのか

この場面の特徴は、音楽が背景から流れるだけでなく、パズー自身の演奏として描かれていることです。画面の中に音を出す人物がいて、その音が周囲の風景へ広がっていきます。

そのため、私たちは曲を聴くと同時に、演奏するパズーも見ています。音楽が彼の動作と結びついているので、旋律を思い出すと屋根の上の姿も浮かびやすいのではないでしょうか。

さらに、ハトの動きと、朝の空に広がるトランペットの音が重なります。視線は家の屋根から、その先の空へ向かっていく。まだ大きな冒険を説明していない場面でも、世界の広さを感じられます。

これは映像と音楽から受け取れる効果についての考察であり、制作意図を断定するものではありません。ただ、空を飛ぶものが重要な作品で、少年の演奏と飛び立つハトが並ぶことには、自然なつながりを感じます。

飛行船のような大きな乗り物がなくても、朝のハトとトランペットだけで、空へ気持ちが向く。そう考えると、この場面は静かなのに、ちゃんと冒険の映画らしいんよな。

「ハトと少年」は、パズーの暮らしを感じさせながら、見る人の気持ちを空へ向ける音楽としても受け取れます。

まとめ|曲名は「ハトと少年」、日本版サントラでは「スラッグ渓谷の朝」

『天空の城ラピュタ』でパズーが朝にトランペットで吹く曲は、久石譲作曲の「ハトと少年」です。日本版サウンドトラックでは、その旋律を含む「スラッグ渓谷の朝」を探すと見つけやすくなります。

曲や楽譜を探すときは「ハトと少年」、日本版サントラで聴きたいときは「スラッグ渓谷の朝」が手がかりです。

また、イメージアルバムやUSAヴァージョンは、日本版サントラと成り立ちや録音が異なります。映画で聴いた音楽を探す際は、曲名に加えてアルバムの種類も確認するとよいでしょう。

あの朝の演奏は、パズーが暮らす場所と、彼の普段の姿を感じさせる場面です。曲の名前を知ってから振り返ると、ハトの飛ぶ空と少年の音楽が、前より少し近く感じられるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました