「AIでLINEスタンプを作ったら、本当に売れるん?」
自分で作ったキャラクターを販売できると聞くと、やってみたくなりますよね。ただ、気になるのは、画像を作れるかどうかだけではありません。登録まで進められるのか、そして実際に買ってもらえるのかというところです。
私の場合は、AIを使って制作したLINEスタンプで、実際に初めての売上が出ました。最初に売れたのはフグのスタンプです。2026年9月27日に、初めて売れたことを確認しました。
ただし、これで安定して稼げるようになったわけではありません。制作や申請を続けても、売上が出ない日もありました。
AIでLINEスタンプを作って売れた経験はあります。でも、「作れば売れる」「たくさん出せば必ず稼げる」とまでは言えません。
この記事では、私が実際に取り組んでいるAIを使ったLINEスタンプ制作について、初めて売れた体験、背景透過でつまずいたこと、登録までに必要な作業を紹介します。これから始める人に、完成画像だけでは見えにくい部分も伝えたいと思います。
※制作ルールは2026年10月6日にLINE Creators Marketの公式ページで確認しています。この記事で扱うのは、通常の静止画スタンプです。
AIで作ったLINEスタンプが初めて売れた。最初はフグだった
私が制作しているのは、動物に性格や気分を持たせたスタンプです。猫や犬、アザラシなども作っていますが、最初に売れたのはフグでした。
フグでは、「働きたくない」「疲れた」「何もしたくない」などの気分をテーマにしたものも制作しています。ただ、ここでは初めて売れた商品の具体的なタイトルや購入者までは確認できていないため、どの表現が購入の決め手だったのかは断定できません。
それでも、制作を続けるなかで、実際に売れたという結果が一つ出ました。AIを使って作ったものが商品になり、購入につながった。その経験は、これから続け方を考えるうえでの出発点になります。
初売上と、安定した収入は分けて考えたい
一方で、2026年10月1日は、スタンプを30セット申請したものの、その日の売上は0円でした。
ここで注意したいのは、申請した数と、販売中の商品がその日に売れた数は別だということです。その日に申請した商品が、すべてその日のうちに販売されるわけではありません。
LINE Creators Marketでは、画像やタイトルなどを登録して審査を依頼し、承認後にリリースの操作をして販売を始める流れになっています。公式の手順は、LINE Creators Market「ご利用方法」で確認できます。
だから、この記録だけで「30セット作っても売れない」と結論づけることもできません。ただ、作業量がそのまま当日の売上になるわけではない、という現実はあります。
いっぱい作ったら、そのぶん結果も欲しくなるんよな。でも、作る側の頑張りと、買う側が欲しいと思うタイミングは同じではない。そこは分けて見ていく必要があると思います。
AIで画像を作っても、販売用データは別に整える必要がある
私の制作では、ChatGPTを使ってキャラクターやセリフのある画像を作り、登録用の画像へ整えていきます。
40個セットを作るときは、切り分けやすいように8列×5段で並べた一覧画像を使っています。一つの区画にスタンプを一つだけ置き、キャラクターや文字が隣の区画へはみ出さないようにする方法です。
ただし、この8列×5段という配置は、私が作業しやすくするための制作方法です。LINEが指定している提出用のレイアウトではありません。最終的には、スタンプごとの画像に分ける必要があります。
通常の静止画スタンプでは、スタンプ本体のほかに、商品を代表するメイン画像と、トークルームで使うタブ画像も用意します。
- メイン画像:横240px×縦240pxを1個
- スタンプ画像:最大で横370px×縦320px
- トークルームタブ画像:横96px×縦74pxを1個
スタンプの個数は8個・16個・24個・32個・40個から選べます。画像はPNG形式で、1画像あたり1MB以下。背景の透過も必要です。詳しい条件は、LINE Creators Market「スタンプ制作ガイドライン」をご確認ください。
私が40個セットで用意しているのは、スタンプ本体40枚とメイン画像、タブ画像を合わせた42枚です。「かわいい画像ができた」で終わりではなく、その画像を販売用の形へ整えるところまでが制作になります。
背景透過の失敗。透明に見えるだけでは使えなかった
制作で実際につまずいたのが、背景透過でした。
2026年10月1日には、背景が画像に焼き込まれていて、透過PNGとして使えないものがありました。キャラクターやセリフができていても、背景の処理ができていなければ、そのまま登録用の完成データにはできません。
PNGというファイル形式で保存されていることと、背景が透明になっていることは別です。PNGでも、白い背景や模様が画像の一部として残っている場合があります。
画像編集画面で見かける市松模様も、それ自体が画像に描かれているなら透明ではありません。見た目だけで判断せず、実際に背景が抜けているかを確認する必要があります。
白いキャラクターと白い文字の縁まで消さない
背景を消す作業にも注意が必要です。白いアザラシの体や、文字につけた白い縁まで消してしまうと、スタンプとして残したい部分が欠けてしまいます。
私が制作時に指定しているのは、背景・枠・番号を消し、キャラクターとセリフ、必要な小物は残すことです。さらに、文字には白い縁をつけ、周囲には切り分けのための余白を確保するようにしています。
確認するときは、画像の後ろに濃い色と薄い色を置いてみると、背景の残りや輪郭の欠けを見つけやすくなります。あわせて、文字や小物が画像の端で切れていないかも見直します。
40枚まとめてできると、もう完成したような気になるんよな。でも、一覧ではきれいに見えても、1枚ずつ見ると修正が必要なことがあります。
AIへの指示文に「背景透過PNG」と書くだけで完成とせず、出力された画像そのものを確認することが大切です。
実際に背景透過でつまずいた経験から、生成した画像を登録用に整える段階でも、確認が必要だと分かりました。
AIで作ったLINEスタンプを登録するまでの流れ
画像ができたら、LINE Creators Marketへ登録する作業に進みます。大きな流れは、クリエイター登録、商品情報と画像の登録、審査のリクエスト、承認後の販売開始です。
ここでは、私が制作している通常の静止画スタンプを前提に、準備する順番を整理します。画面の細かな操作は変更される場合があるため、登録時には実際の表示も確認してください。
1.キャラクターと使う場面を決める
まず考えるのは、どんなキャラクターに、どんな言葉を言わせるかです。
私の場合は、「働きたくないフグ」「戦いたくない侍猫」「帰りたい侍犬」など、動物と気分を組み合わせて制作しています。
「犬のスタンプ」だけでは、表情やセリフの方向が広がりすぎます。「帰りたい侍犬」なら、帰りたそうな顔、疲れた姿、ほっとした表情など、同じ性格のなかで違いを作りやすくなります。
ただし、テーマを決めることと、売れることは別です。制作の方向をそろえたうえで、どんな会話で送れるスタンプなのかまで考える必要があります。
2.画像を作り、1枚ずつ確認する
一覧画像ができたら、スタンプごとに切り分け、背景透過やサイズを確認します。40個セットなら、実際に40個そろっているかも数えます。
私の制作では、40個を指定していても、確認すると38個や39個になっていることがありました。指示した数と、できあがった数が必ず一致するわけではありません。
不足があれば追加で作り、同じ画像が重複していないかも見直します。文字の欠けや隣のスタンプとの重なりも、切り分ける前後で確認したい部分です。
なお、公式の審査ガイドラインには、スタンプ内の文字の誤りや、視認性の悪い画像なども審査上の確認項目として挙げられています。LINE Creators Market「スタンプ審査ガイドライン」も、申請前に確認してください。
3.タイトルと説明文を用意する
登録では、画像だけでなくタイトルや説明文などの情報も必要です。私も、英語タイトルや説明文が文字数の上限を超えて、修正することがありました。
公式の制作ガイドラインでは、タイトルは40文字以内、説明文は160文字以内とされています。ただし、全角文字は2文字として数えられます。
そのため、日本語を全角文字だけで書く場合、タイトルは20文字、説明文は80文字が上限になります。英数字やスペースを混ぜる場合も、登録画面のカウントを確認することが大切です。
画像を作るときは勢いがあるのに、最後に文字数で止まると、ちょっと疲れるんよな。タイトルと説明文も、画像と一緒に準備しておくと進めやすいと思います。
4.登録して審査を依頼し、承認後に販売を始める
必要な情報と画像を登録したら、審査をリクエストします。公式の案内では、承認後に「リリース」をクリックして販売を開始する流れです。
審査を申請した段階では、まだ販売開始ではありません。申請できたこと、承認されたこと、販売を始めたことを、それぞれ分けて管理すると状況が分かりやすくなります。
登録から販売までの流れは、LINE Creators Market「ご利用方法」で確認できます。
かわいいだけでなく「会話で使えるか」を考える
AIを使うと、キャラクターの案をいろいろ試せます。私も、動物の種類や服装、性格を変えながら制作しています。
ただ、完成画像を眺めて楽しいことと、誰かに送って使いやすいことは、同じとは限りません。
例えば「働きたくない」というテーマでも、その気分を表すスタンプだけでそろえるのか、「おはよう」「了解」「ありがとう」などの日常の言葉も入れるのかで、セットの使い方は変わります。
キャラクターの個性を残しながら、挨拶や返事にも使えるようにする。これは、今後の制作で考えていきたい点です。
LINEの公式制作ガイドラインでも、日常会話で使いやすく、表情やメッセージが分かりやすいスタンプが推奨されています。
自分が好きなものを作る楽しさはあります。そのうえで、「これ、どんな相手に、どんなとき送るやろ?」と考えると、セリフや表情の選び方も変わるのではないでしょうか。
AIスタンプ制作で、売上と一緒に記録したいこと
副業として続けるなら、売上だけでなく、制作に使った時間や費用も見ていく必要があります。
この記事では、初めて売れたことは紹介していますが、具体的な売上金額や購入件数、制作費を差し引いた利益までは示していません。そのため、この記録から収益性を判断することはできません。
これから記録するなら、次の項目があると振り返りやすくなります。
- 制作したセット数と、実際に販売を開始したセット数
- 画像の修正や登録にかかった時間
- 利用したツールなどの費用
- 商品ごとの販売状況と受け取る分配額
特に、画像生成だけの時間で考えると、背景透過の修正や切り分け、登録にかかる作業を見落とします。自分の制作にどれくらい手間がかかるのか、全体で見ることが大切です。
たくさん作ることで制作の経験は増えますが、作業量だけでは、どの商品が求められているかまでは分かりません。販売状況と照らし合わせながら、次に作るものを考えていきたいところです。
まとめ|初めて売れた経験を、次の制作につなげたい
私の場合、AIを使って制作したLINEスタンプが実際に売れ、最初の購入につながったのはフグでした。
一方で、背景透過ができていなかったり、40個のつもりが不足していたり、タイトルの文字数を直したりと、画像生成の後にも作業がありました。
AIでLINEスタンプを作って販売するには、画像を生成するだけでなく、使いやすさを考え、登録できるデータへ整える必要があります。
初めて売れたからといって、安定した収入になるかはまだ分かりません。それでも、実際に購入につながった経験は、次の制作を考える材料になります。
自分で考えたキャラクターが商品になるのは、取り組みがいのあることです。これからも、作った数だけでなく、どんなスタンプが使われるのかを見ながら続けていきたいと思います。

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