石田ゆり子主演の『マイ・スイート・ホーム』は、小説や漫画が原作なのでしょうか。夫婦のパートナーを交換して二週間暮らすという設定を知ると、「どんな人が考えた物語なんやろ」と気になります。
『マイ・スイート・ホーム』は、岡田惠和によるオリジナル脚本のドラマです。既存の小説や漫画を映像化した作品ではありません。
監督は萩原健太郎。岡田惠和が書く大人たちの物語を、石田ゆり子をはじめとする俳優陣とともに映像にしています。
この記事では、原作の有無、脚本家が公表している作品への思い、監督や制作スタッフを整理します。あらすじの詳しい紹介よりも、「誰が、どんな方向性で作っている作品なのか」に注目していきます。
※2026年10月5日時点の公式情報をもとにしています。ドラマは放送前のため、本編を鑑賞した感想や、結末を踏まえた評価は含みません。
『マイ・スイート・ホーム』に原作小説や漫画はある?
脚本家・岡田惠和の所属先であるU.F.O.カンパニーの公式告知では、本作は岡田惠和のオリジナル脚本による作品として紹介されています。
つまり、「原作を読んでドラマの展開を先に知りたい」と思っても、映像化の元になった小説や漫画がある作品とは事情が違います。物語の出発点になるのは、ドラマのために書かれた脚本です。
ここで区別したいのが、原作と脚本の役割です。原作付きの作品では、小説や漫画などの物語をもとに、映像向けの脚本が作られます。一方、オリジナル脚本の場合は、その脚本からドラマの人物や展開が組み立てられていきます。
基本情報を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 公式に確認できる内容 |
|---|---|
| 原作の有無 | 岡田惠和によるオリジナル脚本 |
| 脚本 | 岡田惠和 |
| 監督 | 萩原健太郎 |
| 主演 | 石田ゆり子 |
| 製作著作 | WOWOW |
| 話数 | 全6話 |
脚本・監督などのクレジットは、WOWOWの番組公式サイトでも確認できます。
なお、オリジナル脚本であることから、実話かどうか、特定の人物がモデルなのかまで自動的に判断できるわけではありません。原作の有無と、着想の背景は別の情報として扱う必要があります。
脚本は岡田惠和|本人が語る「大人たちの青春物語」
『マイ・スイート・ホーム』の脚本を担当する岡田惠和は、WOWOW公式で『最後から二番目の恋』の脚本家としても紹介されています。
今回の作品について、岡田は公式コメントで、妻や夫を含む大人たちの青春を描きたかったと説明しています。また、年齢を重ねても生き方への悩みはなくならず、残された人生への思いが加わることにも触れています。
このコメントから分かるのは、年齢を重ねた登場人物を、人生についてすでに答えを持っている人として描こうとしているわけではないということです。
大人になると、生活の手順は分かってきます。自分の役割も、周囲から期待されている振る舞いも、ある程度は見えてくる。それでも、「このままでいいのか」という問いまで消えるとは限りません。
作品への入り口として興味深いのは、その迷いが、人生をきちんと歩んできた人にも訪れるという点です。大きな失敗をしたから悩むとは限らない。やるべきことをしてきた人にも、別の暮らしへの好奇心が残っているのかもしれません。
年を重ねたら迷わなくなる、というほど簡単ではないんよな。むしろ選んできたものが増えるほど、今から何を変えられるのかが気になることもありそうです。
ただし、これは作者コメントを手がかりにした考察です。登場人物が最終的に何を選び、その選択を作品がどう描くかは、本編で確かめる部分になります。
大胆な設定と身近な悩みを、どうつなぐ脚本なのか
公式に紹介されている物語の中心には、友人同士でパートナーを交換する二週間の生活があります。日常で気軽に試せるような設定ではなく、かなり思い切った物語上の仕掛けです。
この設定だけを見ると、刺激的な展開を想像するかもしれません。しかし、岡田惠和が公表している作品への思いを踏まえると、注目したいのは交換そのものだけではありません。
いつもの暮らしから離れたとき、自分が当然だと思っていた役割や関係をどう見直すのか。そこにも、脚本を読むようにドラマを見る面白さがありそうです。
例えば、普段の生活で自然にしている気遣いは、自分がしたくてしていることなのか。それとも、長年の習慣になっているのか。暮らす相手が変われば、それまで意識しなかった自分の振る舞いに気づく可能性があります。
これは本編に特定の場面があるという説明ではなく、公開された設定から考えられる問いです。ドラマが実際にどのような会話や出来事で描くのかは、放送を待つ必要があります。
脚本を見る際には、登場人物が最初から自分の本音を説明できるかどうかにも注目したいところです。別の暮らしに惹かれる理由を本人も整理できていないなら、何気ないやり取りのなかで、少しずつ気持ちが見えてくるかもしれません。
大きな設定がある作品だからこそ、そのなかで交わされる小さな言葉が、人物を身近に感じさせるのか。ここは、岡田惠和の脚本と俳優の演技がどう結びつくかを楽しみにしたい部分です。
オリジナル脚本だからこそ、結末を過去作から決めつけない
好きな脚本家の名前があると、以前の作品から雰囲気や展開を想像したくなります。それは作品を選ぶきっかけにはなりますが、今回の結末を判断する根拠にはできません。
『マイ・スイート・ホーム』でも、夫婦の関係が元に戻るのか、別の選択に進むのか、それぞれが違う答えを見つけるのかは、現時点で確定した結末として紹介できません。
また、「大人の青春」という方向性も、全員が大胆に生き方を変えるという意味だとは限らないでしょう。今の暮らしを選び直すことも、これまでとは違う関係を築くことも、物語の可能性としては考えられます。
何かを変えることだけが、自分の人生を選ぶことではない。変えられると知ったうえで、今あるものを選ぶ場合にも、その人なりの意思があるはずです。
どの答えに向かうのかを先に決めず、人物の言葉や選択を追っていく。その楽しみを残しておきたい作品です。
監督は萩原健太郎|脚本の言葉をどう映像にするのか
『マイ・スイート・ホーム』の監督は、萩原健太郎です。WOWOW公式サイトでは、映画『傲慢と善良』を手がけた監督として紹介されています。
脚本が登場人物の言葉や出来事を組み立てるものだとすれば、演出では、その言葉をどんな表情、距離、間で見せるかが関わってきます。
例えば、同じ言葉でも、相手の顔を見て話すのか、目をそらして話すのかで印象が変わります。すぐに返事をするのか、少し黙るのか。その時間にも、人物の気持ちを読み取る余地が生まれます。
これは本作に特定の場面があるという説明ではありません。大人同士の関係を描くドラマを見るときに、脚本と演出の組み合わせを考える視点です。
セリフで語られたことと、表情から感じられることが一致しているか。そんなところに目を向けると、人物が言い切れない思いにも関心が向きそうです。
言葉では平気そうにしていても、少しの沈黙が気になることはあります。大人の会話って、話した内容だけで全部分かるわけではないんよな。その余白をどう見せるのかは、映像ならではの楽しみです。
『マイ・スイート・ホーム』の制作陣を一覧で確認
脚本と監督以外にも、音楽や制作を担うスタッフが作品を支えています。2026年10月5日時点のWOWOW公式クレジットは、次のとおりです。
| 担当 | 名前・会社名 |
|---|---|
| 脚本 | 岡田惠和 |
| 監督 | 萩原健太郎 |
| 音楽 | 山田勝也、橋本和昌 |
| 主題歌 | 竹内まりや「あなたでなければ」 |
| プロデューサー | 植田春菜、平部隆明 |
| 制作協力 | オフィスクレッシェンド |
| 製作著作 | WOWOW |
出典:WOWOW『マイ・スイート・ホーム』公式サイト・関連情報
ここで分けておきたいのが、劇中音楽と主題歌です。音楽のクレジットに記載されたスタッフと、主題歌を担当するアーティストは、それぞれ別の役割で参加しています。
また、制作協力と製作著作も同じ項目ではありません。本作では、オフィスクレッシェンドが制作協力、WOWOWが製作著作として記載されています。
名前を知っているスタッフがいると、作品を選ぶきっかけになります。ただし、スタッフの過去作だけから、本作の映像や物語の仕上がりまで評価することはできません。クレジットは、作品を実際に見る際の手がかりとして受け取りたいところです。
脚本と俳優の演技の組み合わせにも注目したい
オリジナル脚本のドラマでは、文章として書かれた人物が、俳優の声や動きによって具体的な姿を持つことになります。
『マイ・スイート・ホーム』は石田ゆり子が主演を務め、仲村トオル、中嶋朋子、三宅健、坂井真紀、椎名桔平らが出演します。
夫婦や友人の会話では、発言する側だけでなく、聞いている側の反応も気になるところです。相手の話を受け止めるのか、途中で口を挟むのか、聞き流してしまうのか。そうしたやり取りが、関係の近さやすれ違いを感じる手がかりになり得ます。
特に、長い付き合いのある人物同士なら、互いのことを分かっているようで、決めつけてもいるかもしれません。説明しなくても通じる関係なのか、それとも説明することをやめてしまった関係なのか。その違いを、会話や演技から考えられそうです。
もちろん、これは放送前の注目点です。実際の人物関係を判断するには、本編の場面を確かめる必要があります。
脚本家の名前だけで作品を語り切らず、演出と演技によって、その言葉がどう届くかを見る。制作陣を知ることは、そうした見方にもつながります。
原作を探している人は、公式の紹介と予告から入れる
本作には映像化の元となる小説や漫画がないため、放送前に内容を知りたい場合は、公式のあらすじや予告映像、制作関係者のコメントが入り口になります。
確認先としては、WOWOWの番組公式サイトと、岡田惠和の所属先による作品告知があります。
ただし、公式のあらすじで分かるのは、主に物語の導入です。予告も本編の一部を編集した映像なので、登場人物の選択や結末をすべて説明しているわけではありません。
「原作がない」という情報から、リメイクではないことや、実話ではないことまで一度に判断するのも避けたいところです。オリジナル脚本という制作形式と、企画の着想やほかの作品との関係は、分けて確認する必要があります。
まずは、脚本が岡田惠和、監督が萩原健太郎という確かな情報を押さえる。そのうえで、公開された設定にどこまで関心を持てるかを考えると、放送前の情報を整理しやすくなります。
まとめ|原作はなく、岡田惠和のオリジナル脚本で描くドラマ
『マイ・スイート・ホーム』は、岡田惠和によるオリジナル脚本の作品です。既存の小説や漫画を原作とした映像化ではありません。
監督は萩原健太郎。音楽は山田勝也と橋本和昌、制作協力はオフィスクレッシェンド、製作著作はWOWOWです。
原作の筋書きを先に確かめる作品ではなく、脚本、演出、俳優の演技が組み合わさって生まれる物語として楽しめるドラマです。
岡田惠和が語る大人たちの青春が、どんな会話や表情で形になるのか。大胆な設定のなかに、身近な迷いを感じられるのか。制作陣を知ったうえで見ると、登場人物の言葉だけでなく、その言葉が交わされる時間にも注目できそうです。

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