『まめとむぎ』はどんな話?原作・キャストを紹介

『まめとむぎ』は、仕事や恋に行き詰まった元編集者と、料理は得意でも人付き合いが苦手な居酒屋店主が、店と自分たちの人生を立て直していくヒューマンドラマです。

原作は谷口菜津子の同名漫画。齋藤飛鳥が清水麦、富田望生が米田まめを演じ、二人が主演を務めます。

舞台となるのは、発酵料理を出す居酒屋「大豆堂」。料理を通して出会った二人が、それぞれの得意なことを持ち寄りながら、再出発していく物語です。

おいしい料理が登場する作品ですが、気になるのは食べ物だけではありません。目指していた道が閉ざされたとき、今までの経験をどう使って、次の暮らしをつくっていくのか。そんな問いにもつながる設定です。

この記事では、『まめとむぎ』のあらすじと見どころ、原作、キャストを紹介します。2026年10月6日時点の公式情報をもとに、物語の導入に触れますが、結末のネタバレは扱いません。

『まめとむぎ』はどんな話?発酵居酒屋で始まる二人の再出発

物語の中心は、清水麦と米田まめという、年齢も仕事も異なる二人の女性です。

麦は、ファッション誌の編集者として働いてきた30歳。編集長を目指していましたが、その座に選ばれたのは後輩でした。さらに、職場で不倫関係が知られたことで退職することになり、仕事も恋も失ってしまいます。

失意の中で麦が訪れるのが、思い出の居酒屋「大豆堂」です。そこでは、23歳のまめが、祖父母から任された店を一人で切り盛りしていました。

まめは発酵料理が大好きで、料理の腕も確か。しかし、人付き合いや宣伝が得意ではなく、店にお客さんを呼び込むことに苦戦しています。

麦はまめや発酵料理との出会いをきっかけに、編集者として身につけてきた経験を生かし、店の立て直しに関わっていきます。

人物設定は、『まめとむぎ』公式キャストページで確認できます。

麦とまめは、違うところで行き詰まっている

二人の状況を整理すると、物語の組み合わせが分かりやすくなります。

人物物語の出発点生かせる強み
清水麦編集者の仕事を失い、再出発のきっかけを探している編集者として培ってきた経験
米田まめ居酒屋を営んでいるが、集客に苦戦している発酵料理への知識と料理の腕

まめには店と料理がありますが、その魅力を届けることが難しい。麦には仕事の経験がありますが、それを使って進む先を失っている。二人の出会いは、そんな状況を動かすきっかけになります。

一人がもう一人を助けるだけではなく、双方に変わっていく余地がある。この関係が、本作の見どころになりそうです。

あらすじの入口は「塩麹作り」

公式の第1話紹介では、麦が大豆堂を訪れ、まめとの出会いや塩麹作りを通して、発酵の魅力に触れることが示されています。

そこから麦は、編集者時代の経験を使い、まめと一緒に店を立て直すことになります。第1話の導入は、テレビ大阪の公式番組情報にも掲載されています。

大きな目標を失った麦にとって、再出発の入口になるのが、目の前の食材や料理だという点が印象的です。

ここからは公開設定をもとにした考察ですが、次の人生を考えるとき、最初から立派な目標が必要とは限らないのかもしれません。誰かと何かを作る。その人の困り事に、自分の経験が役立つ。そうした具体的な接点から、新しい道が見えてくることもあります。

ただし、料理を作れば仕事や人間関係の問題が全部解決する、という話に単純化することはできません。麦には向き合うべき過去があり、まめにも店を続けていくための課題があります。

料理との出会いが、二人の問題をどのように動かすのか。その過程を見ていきたい作品です。

見どころは、料理の腕と「伝える力」が出会うこと

まめは料理が下手だから店に困っているわけではありません。公式設定では料理の腕は確かでありながら、宣伝や人付き合いに難しさを抱えています。

ここが、店の再生を描く物語として気になるところです。良いものを作れることと、その良さを人に知ってもらうことは、別の力を必要とします。

そこで関わってくるのが、編集者として働いてきた麦です。どんな方法で店の魅力を伝えるのか、まめのこだわりをどう受け止めるのか。そのやり取りに注目したくなります。

ええものを作っていたら自然に誰かが見つけてくれる、とは限らへんのよな。でも、広く届けようとするあまり、本人が大事にしているものを薄めてしまうのも違う気がします。

これは作品設定から考えられる問いですが、店を変えることと、まめらしい店であり続けることを、二人がどう両立するのかも見どころになりそうです。

失った仕事の経験まで、なくなったわけではない

麦は編集者の仕事を離れますが、公式の人物紹介では、その仕事で培った経験を店の立て直しに生かすとされています。

目指していた編集長にはなれなかった。それでも、働いてきた時間のすべてが無意味になるわけではありません。別の場所で、その経験が誰かの役に立つ可能性があります。

勤め先や肩書きを失うことと、自分が身につけてきた力を失うことは、同じではない。

これは麦の設定から読み取れる、再出発を考えるための視点です。一方で、過去の行動への責任まで、新しい仕事によって消えるわけではありません。その両方をどう描くのかが気になります。

『まめとむぎ』の原作は谷口菜津子の漫画

原作は、谷口菜津子による『まめとむぎ』(双葉社)です。

谷口菜津子は、『今夜すきやきだよ』『じゃあ、あんたが作ってみろよ』などの作者としても知られています。今回のドラマ化については、テレ東の公式発表で紹介されています。

ドラマをこれから見る場合は、原作の先の展開を知らなくても、麦とまめの出発点を押さえれば物語に入りやすいでしょう。

また、原作がある作品でも、人物の登場の仕方や場面の組み立てが映像化によって変わることがあります。原作の出来事を、そのままドラマの確定した展開として扱うことは避けたいところです。

『まめとむぎ』の主演キャストは齋藤飛鳥と富田望生

『まめとむぎ』は、齋藤飛鳥と富田望生のW主演です。齋藤飛鳥が元編集者の清水麦、富田望生が発酵居酒屋「大豆堂」の店主・米田まめを演じます。

二人の人物設定や出演者コメントは、番組公式のキャストページに掲載されています。

清水麦役:齋藤飛鳥

齋藤飛鳥が演じる麦は、編集長になることを目指して働いてきた人物です。仕事を失った後、大豆堂で新しい役割を見つけていきます。

齋藤飛鳥は公式コメントで、麦の不器用さや真面目さに触れ、共感するところも、自分の気持ちを引き締められるところもあったと語っています。

このコメントからは、麦が単に「かわいそうな人」として描かれるわけではないことがうかがえます。本人の魅力と、うまくいかない部分の両方がある人物として、どう表現されるのかが注目点です。

新しい場所で働くとき、以前の経験が役立つこともあれば、今までのやり方では通じないこともあるでしょう。麦がまめと関わる中で、何を生かし、何を変えていくのかを見ていきたいところです。

米田まめ役:富田望生

富田望生が演じるまめは、料理への情熱と、人との関わりの不器用さを併せ持つ店主です。

富田望生の公式コメントでは、まめの服装や化粧、料理へのときめきに加え、食材の変化と心の変化が重なる物語であることに触れています。

料理を作る人という役割だけでなく、何に心が動き、何を大事にしている人なのか。その細かな部分も、まめを知る手がかりになりそうです。

料理にこだわりがあるからこそ、人に合わせるのが難しい場面もあるかもしれません。麦との出会いによって変化することが、まめの好きなものを諦めることにならないか。その関係の描き方が気になります。

『まめとむぎ』の追加キャスト一覧

麦とまめの周囲には、喫茶店を営む人物や麦の友人、以前の職場に関わる人物、まめの家族などが登場します。

登場人物キャスト
椎名種濱尾ノリタカ
雨貝ルリ石川瑠華
鳴海かもめ山谷花純
犬岡小太郎橋本淳
犬岡鈴香長井短
湊アリナ八木アリサ
根本タカハシシンノスケ
まめの祖父嶋田久作
まめの祖母ふせえり

追加キャストは、テレ東の公式発表で紹介されています。

新しい出会いだけでなく、麦の過去にも関わる人物たち

濱尾ノリタカが演じる椎名種は、祖父から継いだ喫茶店「金魚鉢」を営む人物。石川瑠華が演じる雨貝ルリは、麦の親友です。

八木アリサが演じる湊アリナは、麦と同じ編集部にいた新編集長。公式コメントでは、麦に謝りたいと思っていることがある人物として説明されています。

また、長井短が演じる犬岡鈴香は、犬岡小太郎の妻であり、麦が過去の過ちと向き合ううえで関わってくる存在として発表されています。

大豆堂での再出発が始まっても、以前の人間関係まで消えるわけではありません。新しい生活と過去の関係が、どのようにつながっていくのかにも注目したいところです。

原作とドラマの違いは?祖父の登場について公式コメントあり

原作とドラマの違いについて、現時点で公式コメントから確認できる点の一つが、まめの祖父の描き方です。

祖父役の嶋田久作は、公式キャストページで、原作では祖父が大豆堂の創業者として設定されている一方、実際のキャラクターとしては登場しないことを説明しています。

ドラマでは、その祖父を嶋田久作が演じます。漫画の設定として存在していた人物に、俳優の姿や声が加わる点は、映像化ならではの違いといえます。

ただし、この情報だけで祖父の登場場面や物語への影響まで断定することはできません。詳しい展開の比較は、該当するドラマ本編を確認してから行う必要があります。

公式コメントで確認できる変更点と、実際の本編を見て分かる違いは、分けて考えることが大切です。

『まめとむぎ』の放送は金曜深夜

『まめとむぎ』は、テレ東の「ドラマ24」枠で、2026年10月2日(金)深夜24時12分から放送開始と発表されています。基本の放送時間は毎週金曜深夜24時12分です。

深夜24時12分を翌日の日付で表すと、土曜午前0時12分になります。金曜の夜に見るドラマですが、録画予約では日付の違いに注意しておくと安心です。

また、放送時間が変わる回もあります。テレ東の公式番組表では、2026年10月9日(金)の放送は深夜24時27分からと案内されています。

放送情報の確認日は2026年10月6日です。毎週同じ時刻と思い込まず、番組公式サイトや、テレ東の公式番組表で最新の時間をご確認ください。

まとめ:得意なことを持ち寄り、店と人生を立て直す物語

『まめとむぎ』は、谷口菜津子の同名漫画を原作に、齋藤飛鳥と富田望生が主演を務めるヒューマンドラマです。

仕事を離れた麦と、集客に苦戦する居酒屋店主のまめ。二人が発酵料理を通して出会い、それぞれの経験や強みを生かして大豆堂を立て直していきます。

料理の魅力に加え、異なる考え方を持つ二人がどう協力するのか、麦が過去とどう向き合うのか、まめが自分のこだわりをどう伝えるのかが気になる作品です。

自分に足りないものを全部一人で埋めようとすると、しんどいこともあるんよな。誰かの得意なことと、自分の得意なことを持ち寄ったら、進める道が見つかるかもしれない。

麦とまめの設定からは、そんな再出発の可能性を感じます。店がどう変わるのかと一緒に、二人がどんな関係を築いていくのかも見届けたいところです。

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